「自分が愛するより相手に愛されたい!?」若い人ほどその傾向強し!世代別で異なる男女の恋愛観とは
恋愛に関するアンケートで、若い人ほど「相手から愛されたい」と思い、30代以降になると「自分から愛したい」と思う人が多くなるという事実が浮上し、世代別の恋愛観に違いがあることが明らかになった。
アン・ハサウェイ主演映画『ワン・デイ 23年のラブストーリー』写真ギャラリー
映画『ワン・デイ 23年のラブストーリー』を観た男女を対象に、アン・ハサウェイふんするヒロインが長年愛し続けたデクスター(ジム・スタージェス)のように、「振り回されても愛さずにはいられない憧れのイケメン」と、本作で登場するもう一人の男性イアンのように、決してイケメンではないけど「自分を愛して大切にしてくれる人」のどちらを選んだほうが幸せになれると思うか、調査をした。その結果、10~20代の半数以上がイアンと答えたのに対し、30代以降の大半はデクスターを選択。意外にも若い世代ほど自分を愛してくれる人を求め、アラサー以上は自分が愛する人を追い求めたい願望が強いことがわかった。
「メッシー」「アッシー」という言葉が流行語になるほど男が女にお金を使った時代はとっくに過ぎ去り、今やデートのワリカンや結婚後の共働きが当たり前。そんな不況下で育った若い世代が憧れや理想を求めず、堅実にパートナーを選びたがるのも無理はない。一方、年代的に酸いも甘いも知っているであろう30代以降になると、逆に純粋なトキメキを求めたくなってしまうのかもしれない。映画『ワン・デイ 23年のラブストーリー』で23年間も憧れのデクスターを思い続けたヒロイン・エマの姿に、かつて白馬の王子様を夢見た少女時代を重ねてしまった女性も多いのではないだろうか。
愛したい人も愛されたい人も、大切なのは相手を思いやる気持ち。恋人ではなく親友でいることを選び、どんなときもお互いを支え合っていたエマとデクスターのように、誰かを心から大事に思えれば人生が光り輝くはず! 何度も擦れ違いを繰り返しながらも、心の奥底では深く愛し合っていた二人の軌跡を観て、強いキズナで結ばれた相手となら、何があっても幸せになれることを実感してみてはいかがだろう。(文:斉藤由紀子)
映画『ワン・デイ 23年のラブストーリー』は全国公開中