沢尻エリカ、感極まり涙…スタッフに感謝し深々と頭を下げる
女優・沢尻エリカ主演の映画『ヘルタースケルター』で、沢尻の素顔がのぞけるメイキング映像が公開された。クランクアップ後のインタビューで撮影を振り返った沢尻は、スタッフへの感謝の思いを口にした場面で感極まり、声を詰まらせ、目に涙を浮かべた。
2分強のメイキング映像には、全身整形で誰もがうらやむ美しさを手に入れた主人公のトップスター、りりこに成りきった沢尻が、濃いメイクに露出度の高い派手な衣装を身に着け、ドスのきいた低い声で残酷なセリフを言う姿や、蜷川実花監督とのオフショットなども収録されている。
超ミニ丈のヒョウ柄ワンピース姿で、幻覚に惑わされ、髪を振り乱し泣き叫ぶりりこをとらえたシーンでは、緊迫した空気の中で演技する沢尻の存在感が抜群だが、「カット」の声が掛かった後、「皆さん本当に今日はご迷惑お掛けしました。明日もよろしくお願いします」とスタッフに深々と頭を下げる沢尻。
また、大雨の中で魂の叫びを爆発させるという、りりこの心情を切り取った重要なシーンでクランクアップを迎えた様子も収められており、蜷川監督と主演女優・沢尻が、思いを共有するかのように長く抱擁し合う場面も。そして、沢尻は花束を手に「イエ~イ! 打ち上げも飲むぞー!」と元気いっぱいに笑顔をはじけさせたが、撮影を振り返り「りりこが落ちていくと自分も落ちていく感じだった」などと役の気持ちにどんどんシンクロしていったことを告白。
「支えてくれるスタッフがなんて温かいんだろう」と現場スタッフへの感謝を口にした瞬間、ふと込み上げた熱い思いからか、声がかすれた沢尻。「それは絶対芝居にも出ていると思うから」と涙声で約5年ぶりの映画復帰作に確固たる自信をのぞかせた。なお、Yahoo!映画で公開されている約7分版のメイキング映像は、掲載2日間で100万回再生を突破。Yahoo!映画史上初の盛り上がりを見せている。
体調不良を理由に映画のPR活動休止を5月15日に発表した沢尻は、今月5日に蜷川実花監督をはじめ、共演の大森南朋、綾野剛、水原希子、新井浩文が出席したジャパンプレミアイベントも欠席。その際、沢尻からの謝罪メッセージが会場スクリーンに大きく映し出されたが、映画初日となる14日の舞台あいさつでは復活した姿を見せるのか、注目されている。(編集部・小松芙未)
映画『ヘルタースケルター』は7月14日より丸の内ピカデリーほかで全国公開