山田五十鈴さん死去に海外メディアもコメント「サイレント映画のスターが亡くなった」
女優・山田五十鈴さんが9日に95歳で死去したことを受け、国内のみならず海外メディアもその訃報を伝えている。
Varietyはいち早くその死を報道。「日本のサイレント映画のスターが亡くなった」と題された訃報記事で、山田さんを「日本映画黄金時代の偉大な監督たちと仕事をした女優」と紹介。伊藤大輔監督、伊丹万作監督などの名前が挙がる中で、1936年の溝口健二監督作『浪華悲歌』『祇園の姉妹』を山田さんの出世作として取り上げている。
同記事では、戦中・戦後の輝かしいキャリアはもちろんのこと、日本映画界の興行収入が落ち込み出した1960年代、山田さんが見事テレビや舞台に活躍の場を移したことにも言及。その偉大な功績を振り返った。(編集部・福田麗)