『ラストマン・スタンディング』『デッドロック』のウォルター・ヒル監督、『何がジェーンに起ったか?』リメイク版、製作へ
映画『ラストマン・スタンディング』『デッドロック』のウォルター・ヒル監督が、1962年の名作サイコ・スリラー映画『何がジェーンに起ったか?』リメイク版の製作へ向けて、オリジナル版を製作/監督したロバート・アルドリッチ監督の会社アルドリッチ・カンパニーと共同制作の契約にこぎつけたとEntertainment Weekly誌など複数のメディアが報じた。
オリジナル版は古い屋敷に住む一組の姉妹ブランチとジェーンをめぐるサイコ・スリラー。大女優ベティ・ディヴィスとジョーン・クロフォードの共演が大変話題になった作品だ。
ウォルター・ヒル監督は記者会見で「二人主役という状況は素晴らしい俳優が必要だ。この作品にはそれがそろっていた。このゴシック・ストーリーの緊張感は、時代を超えて現代を舞台にして描くことのできる力強さを持っている。そしてハリウッドの黄金時代を思い起こさせることにもなるだろう」と語っている。
またアルドリッチ監督の娘のアデル・アルドリッチは同じ記者会見で「わたしはウォルター・ヒル監督が共同制作に参加してくださることを大変光栄に思います。なぜなら彼がこの素晴らしい作品の内容と伝統の重さを尊重してくださっているのを知っているからです」と語っている。
まだ主役の二人などのキャスティングは明らかではないが、ハリウッドの黄金時代の重みを持った現代版『何がジェーンに起こったか?』はいかにも興味深いプロジェクトだ。(後藤ゆかり)