歴代バットモービルが集結!コミコン会場でバットマンファンが泣いて喜ぶ展示開催!
コミコン2012
現地時間7月12日から15日まで、米サンディエゴで開催されていたコミコン・インターナショナルで、バットマンの映画やテレビシリーズで使用された歴代のバットモービルと、7月28日に日本公開される『ダークナイト ライジング』で使用された車両が公開され、ファンを喜ばせた。
展示が行なわれたのは、コミコン会場の外。バットケイブというセクションが設けられ、6台の車両が展示された。1台目は、1955年のテレビシリーズでバットマンを演じたアダム・ウェストが乗っていたもの。オリジナルは、カスタムメイド車のデザイナー、ジョージ・バリスがド1ドルで購入した展示用の試作車リンカーン・フューチュラを、3週間かけて変換した。黒地に鮮やかな色の線が入ったデザインがポイントとなっている(1966年の劇場版にも使用)。
2台目は、マイケル・キートン演じるバットマンが、1989年の『バットマン』と1992年の『バットマン リターンズ』で乗ったもの。こちらは、ティム・バートン監督のダークなスタイルを反映して、アール・デコ調にデザインされた。車体中央にはタービンエンジンが付けられているとのこと。
3台目は、ヴァル・キルマーが1995年のジョエル・シューマカー監督作『バットマン フォーエヴァー』で使用したもの。両サイドにコウモリの翼形のウィングが付き、車が動き出すと、あばら骨のように透けた車体から、ライトアップされた車内のメカを見ることができる。4台目はジョージ・クルーニーが1997年の『バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲』で乗ったもので、シートが一人用になっているのが特徴だ。
そして、5台目と6台目が、クリスチャン・ベイルが『バットマン ビギンズ』と『ダークナイト』で使用し、『ダークナイト ライジング』にも登場するバットモービル「タンブラー」だ。この2台は、戦車のように分厚い装甲で車体が防御されているのが特徴。軍用車両ハンヴィーとランボルギーニのハイブリッドだそうだ。5台目は車体が黒だが、一番新しい6台目はカモフラージュ柄のままとなっており、これまでのバットモービルのスタイルと大きく違っている。さらには、通常の機関銃よりも口径の大きい砲弾を連射する機能があるとのこと。劇中でどんな活躍を見せてくれるのか楽しみだ。(取材・文:こはたあつこ)