「寿司食いねぇ! 人喰いねぇ!」寿司が人類にキバを向く井口昇監督『デッド寿司』日本公開決定!
日本が世界に誇る料理「寿司」が、人類にキバを向いて襲いかかる! そんな人食い寿司の恐怖を描くパニック映画『デッド寿司』が、来年の正月第二弾映画として日本公開されることが決定した。
『片腕マシンガール』『電人ザボーガー』の井口昇監督がメガホンを取った本作。カッターのように尖るトロ、人の舌を食いちぎるイクラ、強力な酸を吐くたまご焼き、そして寿司同士の交尾……と、寿司の概念を根底から覆す映像が展開する予告編は、今年2月にYouTubeにアップされると、海外ユーザーから「これだから日本が好きなんだ!」など大反響。視聴回数はいまや100万回に届かんとしている。
そんな好きモノ映画ファンの期待を集めていた本作が、2013年の正月第2弾映画として日本に上陸。これまで英語版のオフィシャルサイトに「COMING SOON」とあるのみで公開の有無さえ不明だったが、新宿武蔵野館でレイトショー公開されることとなった。
主演を務めたのは、『KG カラテガール』の武田梨奈。空手歴約10年の実力をフルに発揮し、人喰い寿司に立ち向かうカンフー少女を熱演。寿司ヌンチャクのカンフーアクションも、スタントなしで難なくこなしたという。また海苔より黒い(!?)歌手の松崎しげるが、ヒロインを手助けする元寿司職人として登場する。
日本初の逆輸入型日本映画レーベル「SUSHI TYPHOON」で活躍する井口監督の作品だけに、海外ではいち早く上映。カナダで開催中のファンタジア映画祭でのワールドプレミアを皮切りに、今月29日まで韓国で行なわれるプチョン国際ファンタスティック映画祭、9月にフランスで開催されるL'Etrangeフェスティバルなど各国映画祭で上映、新たな日本文化が、どのように受け入れられるのか、反応が楽しみだ。(編集部・入倉功一)
映画『デッド寿司』は2013年正月第2弾 新宿武蔵野館 レイトロードショー