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ゲイ・カップルと代理母を題材にした新ドラマ「ザ・ニュー・ノーマル」 アメリカの保守系団体がボイコットを呼びかけ

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プロデューサーのライアン・マーフィーはどう対応するのだろうか?
プロデューサーのライアン・マーフィーはどう対応するのだろうか?

 米NBCで9月から放送予定の新ドラマ「ザ・ニュー・ノーマル(原題) / The New Normal」の題材に不満を抱くアメリカの保守系団体が、放送前からボイコットとテレビ局への抗議を呼びかけている。

 Huffington Post.comによると、「ザ・ニュー・ノーマル(原題)」はテレビドラマ「glee」のライアン・マーフィーが製作する新しいドラマで、ゲイのカップルと、彼らのために代理母になることを承諾したシングル・マザーの日常を描いたコメディ。映画『理想の彼氏』のジャスティン・バーサとアンドリュー・ラネルズがゲイのカップルを演じ、映画『ワン・デイ 23年のラブストーリー』のジョージア・キングがシングルマザーを演じる。

 ボイコットを呼びかけているワン・ミリオン・マムズ(OMM)は、同性愛反対を強く打ち出していることで知られる保守系団体。ドラマのタイトル「ザ・ニュー・ノーマル」は、「ノーマル(普通)の新しい定義」という意味で、新たな家族の形を指しているが、これもOMMは気に入らないようで、「ザ・ニュー・ノーマルはノーマルじゃない」と題された記事をウェブサイトに掲載している。

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 記事では、NBCが公共の電波を使い、結婚の形を新たに定義することで、神聖な結婚の形、モラルや価値観を腐敗させていると断言。このようなことは社会に害をもたらし、この番組は文化を傷つけるものだと言っている。

 OMMは、NBCにも放送を中止するようメールを送るようサポーターに指示。もし放送がスタートした場合は、同ドラマのスポンサー企業に連絡を取り、抗議をするよう呼びかけている。同じような方法を取ったおかげでテレビドラマ「ザ・プレイボーイ・クラブ」のコマーシャル枠が売れず、たった3エピソードで打ち切りになったとも言い、効果のある方法だと語っている。

 結婚は男女の間でのみ成立し、アメリカ人の多くがそう考えていると彼らが主張する一方、このような団体の考え方が差別と偏見、憎悪を生んでいるとの意見も多い。(澤田理沙)

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