モントリオール世界映画祭、3年連続正式出品決定!窪田将治監督最新作『僕の中のオトコの娘』
窪田将治監督最新作『僕の中のオトコの娘』が、第36回モントリオール世界映画祭のフォーカス・オン・ワールド・シネマ部門に正式出品されることが発表され、窪田監督の3年連続モントリオール世界映画祭同部門への正式出品が決まった。
2010年は映画『失恋殺人』が、2011年は映画『クレイジズム』が、モントリオール世界映画祭のフォーカス・オン・ワールド・シネマ部門に正式出品されていた窪田監督。最新作『僕の中のオトコの娘』は、サスペンス作品であった『失恋殺人』『クレイジズム』と異なり、社会になじめず引きこもりになった男の子が女装に出会い社会復帰するという青春映画だ。
「さすがに今年は無理だろうと思っていたので正直、驚いています」と喜びを語る窪田監督は、3年連続出品について「モントリオールが第二の故郷になってきた感じです」と話す。監督自身、大人になればなるほど日々感じているという正直に生きる難しさや一歩踏み出す勇気を描いた本作。「女装という文化を題材にした映画で世界に通用するのか非常に興味があり楽しみです」と意気込みを語っている。
窪田監督が脚本も手掛けた『僕の中のオトコの娘』には、川野直輝、中村ゆり、草野康太、河合龍之介、内田朝陽、山田キヌヲ、馬場良馬、柳憂怜、木下ほうか、ベンガルらが出演している。なお、第36回モントリオール世界映画祭は、8月23日から9月3日まで開催予定。同映画祭では、昨年、映画『わが母の記』が審査員特別グランプリ、『アントキノイノチ』がイノベーションアワードを受賞している。(編集部・島村幸恵)
映画『僕の中のオトコの娘』は2012年初冬より銀座シネパトスほかにて全国順次公開