故・石岡瑛子さんが最後に手掛けたドレス!『白雪姫と鏡の女王』衣装展が開催
今年1月に亡くなったデザイナー・石岡瑛子さんの遺作となった映画『白雪姫と鏡の女王』の衣装展が東京で行われることが明らかになった。アカデミー賞衣装デザイン賞受賞など、その華々しいキャリアの最後を飾ったドレスの数々を見ることができる貴重な機会となっている。
石岡さんといえば、フランシス・フォード・コッポラ監督の映画『ドラキュラ』で第65回アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞したハリウッドを代表するデザイナー。近年では『ザ・セル』『落下の王国』など、ターセム・シン監督と多くタッグを組んだほか、2008年の北京オリンピック開会式の衣装デザイン、ミュージカル版「スパイダーマン」などを手掛けており、世界的知名度を誇るデザイナーとして活躍した。
今年1月に亡くなった石岡さんの、遺作となったのがシン監督の最新作である映画『白雪姫と鏡の女王』。おとぎ話を大胆に、そしてファンタジックに翻案した本作の世界観を見事に表したカラフルなドレスの数々は思わず観客が注目してしまう美しさであり、すべての女性の憧れといっても過言ではない。
中でも、主演のジュリア・ロバーツふんする鏡の女王が着ているドレスは別格。クリスタルといえば誰もが思い浮かべるSWAROVSKI ELEMENTSをふんだんにあしらった豪華絢爛(けんらん)さはほかに比較するものがないほど。逆に白雪姫の衣装は、ピュアな印象を与えつつも白雪姫の芯の強さを表現。衣装一つ一つがそれぞれの物語を持っているかのような深みは、まさに石岡さんの真骨頂といえる仕上がりだろう。
これらの衣装が映画の公開に合わせ、日本で展示されることが決定。各会場では石岡さんのデッサン画や映画のパネルも展示される予定となっており、目の前の衣装がどう作られたのか、そしてどのように使われたのかを確かめることができる。石岡さんのファンはもちろん、その才能を知らなかった人も見ればきっと心を奪われ、その早すぎる死を惜しむ。そんな衣装展となっている。(編集部・福田麗)
『白雪姫と鏡の女王』衣装展は8月23日~9月23日にスワロフスキー 銀座 2F展示スペースにて開催(展示予定:鏡の女王 赤舞踏会ドレス&白ウエディングドレス)
9月8日~9月20日にLa grande aquagirl 青山にて、9月22日~9月26日にaquagirl 丸の内にて開催(展示予定:白雪姫 青パーティードレス&白舞踏会ドレス)
8月15日~8月26日にIENA SLOBE 新宿店 2Fにて開催(展示予定:白雪姫 青パーティードレス)
映画『白雪姫と鏡の女王』は9月14日より丸の内ルーブルほかにて全国公開