アカデミー賞のキャンペーン規制が厳格化!試写会でのパーティー開催が禁止に
アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミー(AMPAS)は、来年開催の第85回アカデミー賞から作品キャンペーンにまつわる規制をより厳しくすることを発表した。
第84回アカデミー賞作品賞受賞作!映画『アーティスト』場面写真
最大の変更点は、来年1月の予備選考結果発表から2月の投票締め切りまでの試写会の開催規定。試写会ではレセプションパーティーなどを行うことは許可されず、食べ物や飲み物の無料提供も禁止。ただし、アカデミーやそれに準ずる団体が主催している試写会の場合には、これらのルールは適用されない。
また、期間中に各映画会社からアカデミー会員に送付する手紙とメールはそれぞれ週1通に制限するなど、細かなところでの改正が行われており、そのいずれもが従来のルールを厳格化するもの。今回の規制強化について、アカデミー代表のトム・シェラック氏は、賞の公平性を保つためだと明言している。
ほかにも、アカデミー会員へのDVD提供ならびにデジタル配信が可能であることがこのたび明文化。映画ファンでもあまり気にしないことばかりかもしれないが、こうしたルールの改正が受賞結果に影響を与える可能性を否定できないのもアカデミー賞ならではの醍醐味(だいごみ)といえそうだ。(編集部・福田麗)