バットマン、8時間ぶっ続け上映!『ダークナイト ライジング』ついに日本上陸!
『インセプション』のクリストファー・ノーラン監督が手掛ける「バットマン」シリーズ最新作にして完結編『ダークナイト ライジング』の先行上映が行われた27日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで夜9時より約8時間かけ、『バットマン ビギンズ』『ダークナイト』『ダークナイト ライジング』の3部作が一挙上映された。
ミッドナイト上映にもかかわらず、定員371人のスクリーンがほぼ満席となったこの日のイベント。客層は20代が中心だったが、大学生からサラリーマンまで、単独客、友人同士、カップルなどさまざまな人々が集まり、シリーズの幅広い人気をうかがわせた。
観客の中には、『バットマン ビギンズ』『ダークナイト』を劇場で数回、DVD、ブルーレイでは数え切れないほど観ているといった折り紙付きのシリーズファンが多く、一方で「そんな友人に誘われて」と足を運んだ観客も多かった。また、「お互いにシリーズが好きなので」という20代のカップルや、「意気投合して」という30代の会社員なども多数見られた。
日本では渡辺謙が出演したことで話題になった第1作『バットマン ビギンズ』が公開されたのは、7年前。今は離婚問題に揺れるケイティ・ホームズが出演していたのも初々しく思い出される。そして、第2作『ダークナイト』が、『アバター』『タイタニック』に次ぐ全米興行収入歴代3位に君臨する大ヒットを記録した同シリーズ。
『バッドマン ビギンズ』でバットマンの誕生を、『ダークナイト』で故ヒース・レジャーさんのアカデミー賞助演男優賞を受賞した名演を振り返り、第3作『ダークナイト ライジング』までを一気に観ると、作品の枠を超えて張られた伏線にうならされ、三作品で一つの作品なのだと感じさせられる。
21時から翌朝5時までの上映では、さすがにあくびをもらす観客もいたが、居眠りをする人はほとんどおらず、皆ノーラン監督の世界観に引き込まれていた様子。また、第3作『ダークナイト ライジング』の幕が上がったとき、「待っていました!」とばかりに拍手が巻き起こったのも印象的だった。20代女子大学生は「三作品を改めて一気に観て、今まで気付かなかった作品の魅力に気付かされました」、30代男性は「やはり劇場で観ると違いますね。特にノーラン監督作品は劇場で観るべきだと思いました」とこの日の感想を語っていた。(編集部・島村幸恵)
映画『ダークナイト ライジング』は全国公開中