スタジアム爆破、必死の空中スタント…CGじゃなかった!『ダークナイト ライジング』の特別メイキング映像が公開!
現在公開中の大人気シリーズ最新作『ダークナイト ライジング』の特別メイキング映像が公開され、CGに頼らない、リアリティーを追求した撮影の舞台裏が明らかになった。映像のスケール感を大事にしたというクリストファー・ノーラン監督のこだわりがよくわかる映像だ。
本作のオープニングを飾るのは、飛行機内で繰り広げられる悪役ベインの登場シーン。そのあまりの迫力、そして宙づりになった飛行機をとらえるショットがあることから一見CGかと思ってしまうが、ノーラン監督は実写にこだわり、実際にスコットランド北部インバネスの上空で撮影が行われた。飛行機の内側から外にいるスタントマンを撮影したというから驚きだ。
また、予告編でも強烈なインパクトを放っているスタジアム爆破のシーンでも、実際にスタジアムを爆破。NFLのピッツバーグ・スティーラーズのスタジアムを借りる形で行われた撮影には、1万1,000人以上のエキストラを動員したといい、そのスケールの大きさはまさに超ド級。ほかにも、クライマックスの暴動シーンでもCGで人を増やしたりせず、数千人単位でエキストラを使うなど、映像の隅々にまでノーラン監督のこだわりが行き渡っていることがわかる。
できるだけCGに頼らない、見方によっては前時代的な撮影手法をはじめ、大作が軒並み3D公開されている中での2D公開、先が気になってたまらないストーリーテリングなど、本作には原点回帰ともいえる映画の楽しみがたっぷり詰まっている。ノーラン監督は「やりたかったことのすべてを、僕はこの映画に盛り込むことができた」と振り返っており、出来栄えには手応えを感じている様子だ。(編集部・福田麗)
映画『ダークナイト ライジング』は公開中