舘ひろしがチャラ男役!「純と愛」、朝ドラ史上最大規模のセットで撮影開始!
31日、平成24年度後期NHK連続テレビ小説「純と愛」スタジオ収録取材会が行われ、NHK大阪放送局に造られた“朝ドラ”史上最大規模のセットが公開された。これは、夏菜演じるヒロインの狩野純が就職するオオサキプラザホテルのセット。制作統括の山本敏彦チーフ・プロデューサーは、開口一番「今まで“朝ドラ”ではT-1スタジオいっぱいにセットを建てたことはありません。豪華な出演者を迎えてセットも豪華に造りました!」と宣言した。
「純と愛」こと狩野純と待田愛役の夏菜、風間俊介のほか、舘ひろし、志賀廣太郎、吉田羊、城田優、黒木華が出席したこの日のイベント。「こんなに大きなセットは初めて」という夏菜は、「スタジオって(普通は)『コの字型』じゃないですけれども、どこかが抜けていて向こう側が全部カメラ、というのが多い中で、どこを見ても壁なのですごくリアル感があって、わたし自身もすごくやりやすく演じさせてもらっています」。
風間も「やはりこういうセットで撮っていると大きく画を撮ることが多いので、後ろで働いている人たちの動きなどが本当にリアルに描かれていて、シーンでしゃべっている人だけではなくて、このホテル全体の空気がすごく伝わるセットだなぁと思って、すごくワクワクしながら撮影しています」と“朝ドラ”史上最大規模のセットでの撮影について語った。
ホテル社長・大先真一郎役を務める舘は、自身の役柄について、「すごくチャラ男な感じのキャラクター」とコメント。「記者会見にも関わらず、ゴルフウェアで登場したこの社長(大先社長役の舘のこと)と正義感ゆえに、アクシデントばかり起こすこの部下(純役の夏菜のこと)とその間に挟まれて、わたしは鬼教官にならざるを得なくなっております」と語るホテル接遇担当・桐野富士子役の吉田から「出落ちの舘」と言われたことを明かし、「初めて聞いてけっこう勉強になっています」と話した。
テレビドラマ「家政婦のミタ」の遊川和彦が脚本を務めた本作は、大阪生まれ、宮古島育ちの狩野純が、実家のサザンアイランドホテルを継ぐことを父親から断られ大阪にあるオオサキプラザホテルに就職。不思議な青年・待田愛と出会い、さまざまな障害を乗り越え結婚し、二人で数々の難題を乗り越えていく姿を描いた作品。撮影は、ホテルコンシェルジュ水野安和役の城田が、「撮影初日から、『楽しい!』とずっと言い続けています」と語るほど和気あいあいとした雰囲気で進められている。(編集部・島村幸恵)
NHK連続テレビ小説「純と愛」は10月1日より放送予定