上地雄輔、海外映画祭初参戦!知将・石田三成を演じた『のぼうの城』がモントリオール世界映画祭に特別招待!
『ジョゼと虎と魚たち』の犬童一心監督と『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』の樋口真嗣監督が奇跡のタッグを組み、主演に野村萬斎を迎えたエンターテインメント超大作『のぼうの城』が、第36回モントリオール世界映画祭のワールド・グレイツ部門に特別招待されたことがわかった。監督の二人と、本作で知将・石田三成を演じた上地雄輔の現地入りが決まっている。
初の海外映画祭参加となる上地は、「海外映画祭にお招きいただきましたことを心よりうれしく思っています」とコメント。東日本大震災による公開延期を経ての上映ということもあって、「やっと皆さんに(しかも海外・モントリオールの地から!)ご覧いただけるという思いと、歴史あるモントリオール世界映画祭への出品ということで、犬童・樋口両監督と共に、日本の元気、底力をお届けできたらと思っています」と決意をにじませる。なお、上地は前後の仕事の関係で、滞在20時間未満という弾丸スケジュールを敢行するという。
樋口監督は「かつての日本にこんなとんでもない連中がいて、とんでもないことをやらかしたという話を、海外の人たちがどんなふうに受け止めるのか楽しみです」と今から映画祭が待ち切れない様子。欧米人には日本人の顔の見分けがつきにくいというが、「今回は野村萬斎さんをはじめとして各ジャンルで活躍しているいろんなイイ顔をまんべんなく集めています。まさしく日本代表選手団です。きっと大丈夫でしょう」と自信をのぞかせる。
犬童監督は「野村萬斎というどこにもいない、独自で、とっても魅力的な演技をする俳優を世界中の人に発見してほしい」と思っていたといい、海外の映画祭参加はその絶好の機会といえるだろう。「『自分の気持ちに正直に生きること、それこそが誇りというものだ』という清々しいサムライ魂をモントリオールの大勢の観客と共有できる日を楽しみに待っています」と期待を寄せた。
映画『のぼうの城』は、石田三成率いる2万の大軍に戦いを挑んだ忍城(おしじょう)の城代“のぼう様”こと成田長親の姿を描いた時代劇。上地が、野村演じる “のぼう様”と対峙(たいじ)する孤独な天才軍師という、普段のおバカキャラからは想像もつかない役柄を演じていることも話題に。そのほか、榮倉奈々、成宮寛貴、山口智充、山田孝之、佐藤浩市、市村正親などそうそうたるメンバーが脇を固めている。(編集部・市川遥)
映画『のぼうの城』は11月2日より全国公開