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『シックス・センス』ハーレイ・ジョエル・オスメントを直撃!俳優を続ける理由とは?

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ハーレイ・ジョエル・オスメント
ハーレイ・ジョエル・オスメント

 映画『シックス・センス』や『A.I.』などで注目を浴びたハーレイ・ジョエル・オスメントが、ニューヨークのリンカーン・センターで行われているNew Festに出品されている新作『サシー・パンツ(原題) / Sassy Pants』について、コリー・ソーン監督とプロデューサーのアダム・ウィルキンスとともに語った。

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 同作は、過保護な母親(アンナ・ガン)のもとホームスクールの授業を受けていた18歳のベサニー(アシュリー・リッカーズ)は、大学の進学を巡って母親と喧嘩して家出をする。そこで彼女は、母親と別れてゲイとしてカミングアウトした父親(ディードリック・ベーダー)を訪ねるが、父親はすでに若いボーイフレンド(ハーレイ・ジョエル・オスメント)とともに暮らしていたために、彼女は自立する決意をしていくというコメディ作品。監督は、映画『ヘアスプレー』(1988年)やテレビドラマ「ビバリーヒルズ青春白書」などで女優として出演していたコリー・ソーン。

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 これまで女優業をやっていたコリー・ソーンは、自身の短編作品をもとに長編作を手掛けた。「この作品は、わたしが3年前に製作した短編『ブートニエール(原題) / Boutonniere』を基に手掛けていて、短編はこの映画の最初の10分間とほぼ変わらない内容なの。ただ、短編では主人公の自宅で行われるプロムパーティーを中心に描いているけれど、今作では主人公の卒業から大学に入るまでの過程を描いているの。短編は2009年のサンダンス映画祭に出品され、わたし自身は、それから別のアイデアで長編作を製作しようと思っていたけれど、短編のキャラクターを忘れることができなくて、結局短編を基に長編を製作することになったの」と明かした。

 クリスマスのホリデーシーズン中に、この映画に参加していたハーレイ・ジョエル・オスメントは「僕がこの脚本を手渡されたのは、彼らが撮影に入る1週間前だった。脚本のキャラクターは明確で、腹を抱えて笑ってしまうほどその内容は可笑しくて、その日のうちに出演することを決めたんだ」と迷いがなかったことを話した後、ゲイ役を演じるうえでの衣装については「脚本には(キャラクターの)ブーツやショーツなどは明確に記されていたが、アダム・ランバート(人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」で準優勝した歌手)のような髪型に変えたり、ピアスをしたり、さらにネイルペイントのアイデアは僕が出して決めたんだよ!(笑)」と語る通り、かつて人気を博した子役とは全く違った姿に変身している。

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 両親役を演じたアンナ・ガンとディードリック・ベーダーのキャスティングについてコリー監督は「母親役のアンナ・ガンは、テレビドラマ『ブレイキング・バッド』でも活躍していて、素晴らしい演技をしてくれたわ。父親役は、実は他の俳優をキャスティングしていたのに、諸事情から降板してしまって、新たにディードリック・ベーダーを、なんとクリスマスの日に再キャストしたの……。この役はすごく難しい役だけれど、我々が想像していた通りに彼は演じてくれたの。もし他の俳優が演じていたら作品自体が全く変わっていたかもしれないから、彼で本当に良かったわ」とハプニングが逆に幸運を呼んだようだ。

 子役からキャリアをスタートさせたハーレイ・ジョエル・オスメントが、今でも俳優を続けている理由は「子役のときから俳優の仕事が大好きだった。それから数年経って高校を卒業してから、ニューヨーク大学の実験的な舞台劇を学んだことで、より演技手法を理解して、自分は何よりも演技が好きなことがわかったんだ。だから、近年は自分が興奮できる作品にだけ参加しているんだ」と新たな道を開拓し始めているようだ。

 映画は、繊細な少女が大人になるまでの過程を描いた作品で、彼女の周りを囲む両親と、ハーレイ・ジョエル・オスメント演じる父親のボーイフレンドなどのキャラクターが個性的で、滑稽なコメディ作品に仕上がっている。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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