『ロジャー・ラビット』の名優ボブ・ホスキンス、パーキンソン病のため引退へ
『モナリザ』や『ロジャー・ラビット』などで知られるイギリスの名優ボブ・ホスキンスが、パーキンソン病のため俳優を引退することを表明したとThe Guardianなど複数媒体が伝えた。現在69歳のボブは、昨年秋にパーキンソン病との診断を受けていた。
ボブの代理人は、「彼は、長年にわたって一緒に仕事をしてきた偉大な才能ある人たち、そして素晴らしいキャリアの中で彼を支え続けてくれた全てのファンの方々に感謝の意を表しています。ボブは今、引退後、家族と過ごすことを楽しみにしており、その際にはプライバシーが尊重されることを心から願っています」との声明を発表している。
1980年の『長く熱い週末』でその名が広く知られることになったボブは、30年以上に及ぶキャリアの中で、『未来世紀ブラジル』『死にゆく者への祈り』『ニクソン』『フェリシアの旅』『スーパーマリオ/魔界帝国の女神』、最近では『スノーホワイト』など多岐にわたるジャンルにおいて、類いまれな才能を見せていた。
数々の名作を世に送り出してくれたボブに深い感謝の念を表しつつ、引退後の幸福な生活を心からお祈りしたい。(鯨岡孝子)