映画化されるなら渡辺謙&櫻井翔を希望!『IZO』の脚本家、日系人部隊を描いた処女小説を出版!
映画『IZO』の脚本家として知られる武知鎮典の自身初となる小説「442部隊の真実」が8日に発売され、これまで数多くの映画脚本を手掛けてきた武知が作品への思いを語った。
442部隊とは、第2次世界大戦時に日系人だけで編成された陸軍部隊。アメリカ国籍を持ったアメリカ人であるにもかかわらず、「ジャップ」として差別を受けながらヨーロッパ戦線で勇敢に戦い、アメリカ合衆国史上最も多くの勲章を受けた部隊として知られている。
数年前から442部隊に興味を持ち、リサーチを続けてきたという武知は、当初映画化を視野に入れて脚本を執筆。だが映画化には膨大な予算がかかることがわかり、まずは小説として世に出すことを決意したという。「彼らの強い精神力は、日本の武士道が支えてきたのではないか」という思いの下、442部隊の活躍を武士道の観点から描いた。
三池崇史監督『IZO』の企画・製作・脚本を手掛け、映画への情熱を燃やし続けてきた武知は、現在本書の映画化に向けて動き出している。実在の人物をモデルにした勇敢な登場人物たちを演じる俳優についても執筆中から頭に浮かんでいたといい、「自ら志願して部隊の一員となり、若者たちを率いる主人公に渡辺謙、若い兵士役には誠実なイメージのある嵐の櫻井翔」と理想のキャスティングを語った。(編集部:森田真帆)
「442部隊の真実」(ポプラ社刊)は、全国書店にて発売中(税込み:1,890円)