『つぐない』のアカデミー賞ノミネート女優シアーシャ・ローナン、悲劇の女王に!わずか生後6日で王位継承…波乱万丈の人生
映画『つぐない』の演技でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたシアーシャ・ローナンが、映画『メアリー・クイーン・オブ・スコッツ(原題) / Mary Queen of Scots』に主演することがDeadline.comによって明らかになった。
シアーシャ・ローナンがアカデミー賞助演女優賞にノミネート! 映画『つぐない』写真ギャラリー
脚本は映画『エリザベス』でペンを執ったマイケル・ハーストで、監督は現在、選考中とのこと。
ストーリーは、わずか生後6日でスコットランドの王位を継承したメアリー女王の波乱万丈の人生を描くとのこと。6歳の時にイングランドの脅威を避けるためフランスに逃れたメアリーは、フランス王の王太子フランソワと結婚、フランソワがフランス王を継承したことからフランス王国の王妃となる。その後フランソワが病死し、子どものいなかったメアリーはスコットランドに帰国する。しかしその後は、政治抗争の果てに女王を廃位、イングランドに亡命するが、幽閉され、晩年にはエリザベス一世廃位の陰謀に関係したとして、有罪・死刑を言い渡され、45歳の生涯を終えたという。
この政治絵巻をマイケル・ハーストがエリザベス一世と反対側の見地から描くというアイディアも秀逸であるし、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞ノミネートのシアーシャ・ローナンがどのようにメアリーを演じるかも非常に興味深い企画である。撮影スタートは来年とのこと。
シアーシャの待機作には、映画『トワイライト』シリーズの原作者ステファニー・メイヤー原作の映画化『ザ・ホスト(原題) / The Host』、鬼才ニール・ジョーダン監督の映画『ビザンチウム(原題) / Byzantium』がクランク・アップしたばかり。将来が楽しみな若手女優である。(後藤ゆかり)