アン・リー監督の新作『ライフ・オブ・パイ』、ニューヨーク映画祭で初の3D映画オープニング作品に!
映画『ブロークバック・マウンテン』や『ラスト、コーション』などを手掛けたアン・リー監督の新作『ライフ・オブ・パイ(原題) / Life of Pi』が、今年のニューヨーク映画祭のオープニングナイト作品になることが明らかになった。同映画祭を主催するリンカーンセンターのフィルム・ソサイエティのウェブサイトで発表されている。
それによると今年の9月28日~10月14日まで行われる同映画祭の初日に、『ライフ・オブ・パイ(原題)』のワールド・プレミアを行うことを決定し、3D映画として初めてニューヨーク映画祭のオープニングを飾ることになるという。
同作は、20世紀フォックスの配給のもと、フォックス2000ピクチャーズが製作した作品で、2002年にブッカー賞を受賞したヤン・マーテルの原作「パイの物語」を映画化している。
ストーリーは、動物園経営者の息子である16歳のパイ・パテルは、インドからカナダへと向かう船に動物たちと乗っていたが、太平洋上で嵐に巻き込まれ沈没してしまい、たった一艘の救命ボートで数匹の動物たちとともに助かるが、わずかな水と食料をもとにサバイバル生活が始まっていくというドラマ作品。
同作の公開は11月21日に決定している。これまで同映画祭では、アン・リー監督の作品は、『アイス・ストーム』や『グリーン・デスティニー』などが出品され、今回も期待できる作品であるようだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)