高倉健、7年ぶり舞台あいさつ!温かすぎ!?その人柄が明らかに!
映画『あなたへ』のメインロケ地となった長崎県平戸市で、主演を務めた高倉健が、7年ぶり舞台あいさつを行った。この舞台あいさつは、平戸市に映画館がないことを知った高倉の「ぜひ平戸の皆さんに『あなたへ』を観ていただきたい」という思いから実現した。
開口一番、「ひさしぶりにこんなに高いところに立つので緊張しています」と語った高倉。この日は、そんな高倉の人柄が次々と明らかになることに。まず、高倉と共に出席した綾瀬はるかが「撮影初日に旅館に帰ると、フルーツと『お疲れ様です』と書いてあるお手紙がお部屋にあって。料理長さんからだと思っていたら、翌日高倉さんからのプレゼントだったと知ってびっくりしました」と綾瀬らしいエピソードで会場を笑いに包み、高倉の気遣いに言及。
高倉に撮影の合間の休憩場所を提供した88歳の女性が、高倉からサインやお菓子、手紙を受け取ったことを明かすと、12歳の少年も高倉と小学校に一緒に行ったり、革ジャンをもらったり、今でも手紙や電話で交流を続けているとコメント。最後のフォトセッションでは、高倉がこの88歳の女性に声を掛け、女性の肩を抱いて写真撮影に応じることになるなど、温かい撮影現場の様子が垣間見えた舞台あいさつとなった。
『あなたへ』は、妻(田中裕子)を亡くした男性(高倉健)が、妻が生前には語らなかった思いを知るために妻の故郷へとキャンピングカーで1,200キロの旅に出る物語。道中出会う人々に、佐藤浩市、草なぎ剛、余貴美子、綾瀬はるか、三浦貴大、大滝秀治、浅野忠信、ビートたけしと豪華キャストがふんした。本作は、高倉にとって、盟友・降旗康男監督と10年ぶりタッグ、6年ぶり主演作。舞台あいさつも、2005年10月22日の東京国際映画祭で行われた『単騎、千里を走る。』ワールドプレミア以来約7年ぶりとなった。(編集部・島村幸恵)
映画『あなたへ』は8月25日より全国公開