アカデミー賞ノミネート女優のキャリー・マリガン、ブラック・コメディー『ナンシー・アンド・ダニー』に主演交渉
映画『17歳の肖像』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた女優キャリー・マリガンが、ブラック・コメディー『ナンシー・アンド・ダニー(原題) / Nancy and Danny』に主演交渉中とのニュースがHollywood Reporterによって明らかになった。
この作品は、大都会での夢破れた一人のお金に目のない女性(マリガン)が、故郷の小さな町に戻り、高校時代のボーイフレンドとよりを戻し、手早くリッチになる企てをして、ある不運な男を手下に利用するが、それが失敗の方向に向いていき……、というストーリーとのこと。
またこの作品、1995年のニコール・キッドマンの演技が秀逸だったガス・ヴァン・サント監督の映画『誘う女』の流れをくむ作品と考えられており、マリガンは『ナンシー・アンド・ダニー(原題)』の主役をずっと希望していたとのこと。
脚本はクリスチャン・ベイル主演の映画『アウト・オブ・ザ・ファネス(原題) / Out of the Furnace』でペンを執ったブラッド・インゲルズビー、監督は映画『マン・オン・ワイヤー』でアカデミー賞ドキュメンタリー長編賞を受賞しているジェームズ・マーシュがメガホンを取る。
良心的で純粋な心の持ち主的な役の多かったキャリー・マリガンの悪女役、ぜひ観たいものである。(後藤ゆかり)