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ノルウェー国際映画祭開幕!オープニング作品はリヴ・ウルマンとイングマール・ベルイマン監督の愛のドキュメンタリー

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リヴ・ウルマンとディーラージ・アコルカール監督
リヴ・ウルマンとディーラージ・アコルカール監督

 ノルウェーで最大規模を誇る第40回ノルウェー国際映画祭が現地時間17日、南西岸にある港町ハウゲスンで開幕した。オープニング作品には、同映画祭の名誉会長を務める女優で監督のリヴ・ウルマンと、公私共に彼女のパートナーだったイングマール・ベルイマン監督とのドキュメンタリー『リヴ&イングマール(原題) / Liv&Ingmar』が上映され、リヴが舞台あいさつに登壇した。

 同映画祭はノルウェー版カンヌ国際映画祭を目指して1983年にスタートしたもの。中でも、ヤン・トロエル監督『移民者たち』で米アカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、『不実の愛、かくも燃え』で監督としても高い評価を受けたリヴは、ノルウェーを代表する国際的スターとして映画祭の顔となっている。

 『リヴ&イングマール(原題) / Liv&Ingmar』は、恋多き男だった当時46歳のイングマール監督と25歳で出会い「人生が大きく変わった」というリヴの激動の5年間を、二人で過ごしたスウェーデン・フォーレ島の自宅で赤裸々に語ったもの。劇中にはイングマール監督がリヴに送ったラブレターも公開され、読み上げるリヴが思わず涙を流す一幕もある。

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 リヴは「この映画で映画祭に帰って来られたことを誇りに思う」と挨拶しながら、オファーをしてくれた英国在住のインド人監督ディーラージ・アコルカールをねぎらった。

 同映画祭では、ノルウェーのアカデミー賞ことアマンダ賞の授賞セレモニーが大々的に行われ、ノルウェーの映画人が一堂に集まる。またティーンエイジャーに今、最も観せたい映画を紹介する「15+」部門では、宮崎吾朗監督『コクリコ坂から』が上映される。(取材・文:中山治美)

ノルウェー国際映画祭は23日まで開催

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