8月22日は「ヤバイ夫婦の日」に決定!松たか子と阿部サダヲが夫婦で結婚詐欺?
松たか子と阿部サダヲの初共演が話題の映画『夢売るふたり』に登場する夫婦にちなみ、日本記念日協会が8月22日を「ヤバイ夫婦の日」と認定することが発表された。
松たか子と阿部サダヲ初共演が話題の映画『夢売るふたり』フォトギャラリー
「いい夫婦の日」(11月22日)、「夫婦の日」(2月2日)、「よい夫婦の日」(4月22日)など、夫婦の記念日は数多くあれど、今回制定されたのは「ヤバイ(8)夫婦(22)の日」(8月22日)。
この記念日は、本作を配給するアスミック・エース エンタテインメント株式会社が「夫婦とは、血がつながらないのに最も近くにいる異性との関係。仲が良くても悪くても深い絆でつながっているヤバイ(=危ない、カッコイイ、スゴイ)夫婦を推奨したい」として、日本記念日協会に申請したもの。『夢売るふたり』を多くの人にPRし、「ヤバイ夫婦」という言葉を広めたい、との願いが込められているのだとか。
「ヤバイ夫婦の日」を標ぼうするだけあって、松たか子と阿部サダヲが演じる夫婦のヤバさ具合は一筋縄ではいかない。そもそも、小料理屋を火事で失ってしまった夫婦が、再起を図るために結婚詐欺に手を染めるというストーリーからしてブッ飛んでいる。妻の里子(松)自ら結婚詐欺の計画を企て、夫の貫也(阿部)は天性の愛嬌(あいきょう)と巧みな言葉使いで女たちの懐に入り込み、自ら金を差し出すように仕向ける。すべては「自分たちの店を再び持つ」という夢をかなえるためというから恐れ入る。
民法752条では「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない」と定めている。本作に登場する貫也と里子は、その協力・扶助関係を結婚詐欺というゆがんだ方向で発揮してしまうわけで、まさに「ヤバイ夫婦」の面目躍如。もちろん犯罪行為自体は許されることではないが、それでも「ヤバイ夫婦の日」を通じて、今一度、夫婦という不思議な運命共同体の絆について考えてみるのはどうだろうか。(壬生智裕)
映画『夢売るふたり』は9月8日より全国公開