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平均年齢は50歳以上!おばぁラッパーズのボーカル、かめぇおばぁが渋谷に登場!

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“かめぇおばぁ”こと新城カメさん
“かめぇおばぁ”こと新城カメさん

 26日、渋谷のシアター・イメージフォーラムにて沖縄県那覇の栄町市場の再生を描いたドキュメンタリー映画『歌えマチグヮー』の舞台あいさつが行われ、本作にも出演したバンド・栄町市場おばぁラッパーズでボーカルを務める“かめぇおばぁ”こと新城カメさんが来場し、ライブパフォーマンスを行った。

映画『歌えマチグヮー』場面写真

 新城さんは上地美佐子さん・高良多美子さんとの3名で2006年に栄町市場おばぁラッパーズを結成。メンバーの平均年齢は50歳以上で、CDを2枚出し地元の栄町市場屋台祭りだけでなく全国の商店街や町おこしNPOにも呼ばれて飛び回っているパワフルなおばあさんだ。

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 この日は映画の舞台あいさつのために沖縄から渋谷へと駆けつけた新城さん。栄町市場おばぁラッパーズを結成した理由について「栄町で生まれ育ちたまたま職場が市場近くで、市場とも関わるようになってから市場を残したいと思った」と市場活性化のために決意したとコメント。新城さんは昨日完成した作品を観たばかりといい「すばらしい映像だと思いました。すてきな作品ですのでぜひ観てください」と感動していた。

 そんな新城さんたちの活動をカメラに収めた新田義貴監督は、もともとNHKでドキュメンタリー作品を作っていた経歴の持ち主。2006年に仕事で沖縄に移住した際、古き良き昭和の時代のような市場の人々の温かさに感動したそうで「日常の中にある人との触れ合いが、心の根っこをポカポカ温ためてくれる気がしました。幸せってそういう簡単なものの積み重ねなんだと思い、恩返しのつもりで撮り始めました」とコメント。「(本作が)東日本大震災後の日本の新しい街づくりとか、人の絆みたいなものの何かしらのヒントになれば」と思いを込めた。

 同作は沖縄県那覇市にある栄町市場商店街をめぐるドキュメンタリー。大型スーパーの進出などで同商店街が次第に寂れていこうとする中、音楽を軸にして古き良き市場「マチグヮー」としての活気を取り戻していこうとする人々の奮闘を追い掛けていく。(取材・文:中村好伸)

映画『歌えマチグヮー』はシアター・イメージフォーラムにてにて公開中

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