宝塚歌劇団と並ぶ三大歌劇団OSKがゆずの「栄光の架橋」をカバー!豪華なレビュー形式で披露!
7日、日本橋の三越劇場でOSK日本歌劇団 劇団創立90周年記念公演「レビュー THE JUJU~BLLISS~」公開リハーサルが行われ、圧巻のレビューが披露された。
OSK日本歌劇団 劇団創立90周年記念公演「レビュー THE JUJU~BLLISS~」公開リハーサル写真ギャラリー
松竹楽劇部を前身とするOSK日本歌劇団は、大正11年に結成。大阪の伝統ある歌劇文化を継承して人気を博し、宝塚歌劇団、松竹歌劇団(SKD)と並ぶ三大少女歌劇として知られてきた。笠置シヅ子、京マチ子などを輩出してきた歴史ある劇団で、今年で創立90周年を迎える。そんなOSKの公演を東京でも観たいというファンの声を受けて、昨年の三越劇場では8年ぶりの東京公演を実現。劇場は大盛況となった。
今回の公演「THE JUJU」は2部構成。第1部はみやびやかで艶やかなOSK伝統の日舞レビュー。そして第2部はクラシカルで華やかな洋舞レビューとなる。特にレビューならではの、スピーディーな場面転換と共に繰り広げられる多彩な音楽と踊りは大きな見どころ。ロックンロールにスウィングジャズ、ポップス、ハードロック、ピアノ曲、ラテンにクラシックなど多種多様な音楽を貪欲に取り入れながらも、それでいてすべてをOSK色に染め上げているのが特色だ。
第2部のハイライトとして、ゆずの「栄光の架橋」も披露される。トップスターの桜花昇ぼるを筆頭に、高世麻央、朝香櫻子、牧名ことりら13人全員で同曲を大合唱するシーンは圧巻だ。そしてそこに続くフィナーレは、OSK日本歌劇団のテーマソング「桜咲く国」。ピンクのパラソルを回転させるという、OSK恒例のパフォーマンスも披露され、この日のレビューは華やかなうちに幕を閉じた。
公開リハーサル終了後に報道陣の取材に応じたOSKトップスターの桜花は、来たる100周年に向けて「未来を担う下級生もどんどん育っていますし、必ずや100周年につながると信じていますが、努力を怠ってはいけない。みんなで成長していきたいと思います」と決意を語った。(取材・文:壬生智裕)
OSK日本歌劇団 劇団創立90周年記念公演「レビュー THE JUJU~BLLISS~」は三越劇場で9月7、8、9日に公演予定