角野卓造、ハリセンボン・近藤春菜に似てると思うと告白
31日、都内スタジオで海外ドラマ「名探偵モンク ファイナル・シーズン」のCMアテレコ収録が行われ、およそ8年間、主人公モンクの声を担当してきた俳優の角野卓造がモンクへの思いを語った。
声優陣が登場!海外ドラマ「名探偵モンク ファイナル・シーズン」のCMアテレコ収録フォトギャラリー
日本では2004年より放送が開始され、日本のドラマファンからもハマリ役と大人気の角野。しかし、引き受けた当時はむしろ不安でいっぱいだったといい、「悩んでいるときにディレクターから『今は技術で声は合わせられるので、無理して合わせようと思わないで自分が思った通りにぶつけて』と励まされたことがありました」と明かす。「やっているうちにすごく好きになって、まさに習うより慣れろですね。まさかここまで続くとは」とモンクとの8年間を振り返った。
本シーズンでいよいよモンクを演じるのも最後となるが、「人情味のあるというか、愛嬌(あいきょう)のある人間をずっと演じたいと思っていたので、すごく共感も持っていて、別れるという感じはしないです。ずっと僕の中にモンクさんがいる気がします」と話し、「向こうで2時間ものを作るとのうわさも聞いているのでまたぜひやりたい」とモンクとの再会も願っていた。
また、角野といえばお笑いコンビのハリセンボン・近藤春菜のギャグ「角野卓造じゃねーよ!」で有名だが、そのことについては「どんどんやってくれないかな。似ていると自分でも思います」と嫌がるどころかむしろ感謝。「あるとき近藤さんが(島田)紳助さんに言われたのか、『お名前を使わせていただいてすみません』とわざわざ謝りに来たことがありました。でも『僕はうれしくてしょうがないんだから』って言ったことがあったな」と話していた。
同作はリハビリ中の元天才刑事という異色の名探偵エイドリアン・モンクが、潔癖症や高所恐怖症など38もの恐怖症と闘いながら難事件に挑む姿をユーモラスに描いた海外ドラマ。ファイナル・シーズンではシリーズを通して謎になっていた、モンクの妻・トゥルーディの殺害犯がついに判明する。(取材・文:中村好伸)
「名探偵モンク ファイナル・シーズン」DVD-BOXは9月26日発売(税込み:9,240円)