ベルリン映画祭の審査委員長にウォン・カーウァイ監督が決定!
第63回ベルリン国際映画祭の審査員長がウォン・カーウァイに決定した。カーウァイは、その独特の表現でカルト人気を誇る香港の映画監督。ベルリン映画祭との関わりも深い。
ウォン・カーウァイ監督作品『マイ・ブルーベリー・ナイツ』写真ギャラリー
1988年の『いますぐ抱きしめたい』で監督デビューしたカーウァイは、1991年の『欲望の翼』でベルリン映画祭に初参加。その後、1994年の『恋する惑星』で出演の金城武ともども一躍、世界的な知名度を得た。2004年にはSMAPの木村拓哉をキャストに迎えた『2046』も撮っている。
映画祭ディレクターのディーター・コスリックは「ウォン・カーウァイはわれわれの時代の最も名高い映画制作者の一人です。その特異性と作品の詩情は、私たち全てを魅了してきました」と称えた。カーウァイは「ディーターからの招待は、本当に光栄です。ベルリンに戻り、世界中の映画制作者の最新の作品が見られることも、とてもうれしいです。どんな映画人にとっても、やりがいのある体験でしょう」と喜びを表現した。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)
第63回ベルリン国際映画祭は2月7日から17日まで開催予定