柳楽優弥、時代劇初出演!リメイク『許されざる者』忽那汐里、小池栄子、國村隼らメインキャスト発表!
クリント・イーストウッド主演・監督の同名映画を渡辺謙主演でリメイクする映画『許されざる者』の主要キャストが発表され、柳楽優弥、忽那汐里、小池栄子、國村隼などが出演することが明らかになった。時代劇初出演の柳楽は、渡辺演じる主人公と共に賞金首を追う若者・沢田五郎をふんすることになり、「オリジナルでいえばキッドにあたる五郎というキャラクターを僕が演じることに少し怖さも感じていました。ただ、今は自分の演じる役に対して誠意を持って向き合っていきたいと思っています」と意気込みを語っている。
一方の忽那は、これまでの清楚なイメージを封印し、娼婦役に挑戦。顔を切り刻まれ、心を傷つけられた女郎・なつめというキャラクターについて「映画のお話を聞いたときから、何が何でもこの役を演じたいと思っていましたので、決定のご連絡をいただいたときは、ほんとうれしかったです!」とコメント。そんな忽那演じるなつめのため、事件の発端となった堀田兄弟の命に賞金をかける年長の女郎・お梶には小池栄子がふんする。
そしてオリジナルでリチャード・ハリスが演じた、主人公と同じ賞金首を狙う役柄には國村。オリジナルのファンだという國村は脚本について「素晴らしく、オリジナルの設定をうまく同時代の日本に取り込んで、新たな魅力を見せています」と絶賛。実際、國村の演じるキャラクターも明治初期の日本という時代背景に合わせ、勤王の志士というふうにアレンジされている。
そのほかのメインキャストには、酒場の主人・喜八役に近藤芳正、なつめを斬りつける堀田佐之助役に小澤征悦、佐之助の弟である堀田卯之助に三浦貴大、姫路弥三郎役には滝藤賢一が決定。『悪人』『フラガール』の李相日監督の下、撮影は9月下旬から全編北海道ロケで行われる。
本作は、オリジナルのアメリカ・西部劇という設定を日本の時代劇に移し替え、明治時代初期の北海道を舞台に、江戸幕府側の残党・釜田十兵衛(渡辺)が再び賞金稼ぎとして戦いに身を投じるさまを描いている。オリジナルでのイーストウッドの役で渡辺が、モーガン・フリーマンの役で柄本明が、ジーン・ハックマンの役で佐藤浩市が出演する。(編集部・福田麗)
映画『許されざる者』は2013年秋、全国公開