ウィル・アイ・アム、貧困と飢えに苦しんだ子ども時代
ブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アムが、子ども時代は食事を抜いて飢えに苦しんだ時期があったと語った。
ウィル・アイ・アムが邦画に出演! 映画『9 3/4』場面写真
ウィルは住んでいた場所よりもいい環境にある学校に通っていたため、朝5時には家を出ていたという。そのため、朝ご飯を食べられなかった日が多かったらしい。「朝ご飯抜きの日もあったよ。食糧配給券で暮らしている上に朝ご飯を食べられないというのは子どもにとっては良くないことだ」と満足に食べられなかった過去を振り返る。
そんなウィルは、住んでいる環境を見れば、貧困から抜け出すのを困難に思うのは無理もないとコメント。「ひとかたまりの影響が人の行動を左右すると思う。ゲットーでは、道なりに酒屋、小切手を現金化してくれる店、モーテルが並んでいる。それを見ると人は現金を手にしてから数歩歩いて酒を買い、酔っ払って家に帰る。追い出されてモーテルで寝るという行動が心理的に出来上がるんだ。でも、いい住宅街に住んでいると、家までは車で帰り、途中に銀行やスーパーマーケットがある。大きな家があって、モーテルなんかない。こういう環境だと、金を大切にし、家族のためにいいものを買い、大きな家で家族と一緒に食事をするという、まったく別のシステムが成り立つ」と、貧しい人は環境によって心理的にも貧困にとらわれてしまっていると語る。
貧困から抜け出そうと決めたウィルは、十分なお金がたまったときにロサンゼルスの中でも環境のよい住宅街に家族全員を引っ越させたとのこと。「母親、従妹、叔父、祖母全員を連れて引っ越したんだ。ラビたちが多く住んでいる場所だった。走行中の車から銃撃されるような場所よりもずっとよかった」と語っている。(BANG Media International)