ジェニファー・ハドソン、家族を殺した元義兄を許すとコメント
ジェニファー・ハドソンが、母親、兄、おいっ子を殺した元義兄のウィリアム・バルフォアを許すとインタビューで語った。
ジェニファー・ハドソン出演 映画『ドリームガールズ』写真ギャラリー
バルフォアは7月に第一級殺人3件で有罪となり、3つの終身刑に加え、ほかの罪では120年の懲役を言い渡されている。オプラ・ウィンフリーのインタビュー番組「オプラズ・ネクスト・チャプター(原題) / Oprah’s Next Chapter」に出演したジェニファーは、バルフォアのしたことを許すだけでなく、彼の責任とは言い切れないとも語っている。
「彼はそうやるものなんだと学んで、育てられたから、大部分は彼の責任ではないと思う」とジェニファーは語り、自分たちは母親から愛情を注がれて育ったため、人間として正しいことをしてきたけれど、バルフォアの場合は環境が彼を育てたため、彼の力ではどうすることもできなかったのだとコメントしている。
家族3人を同時に失くしたジェニファーは、あまりの出来事に混乱し、何をどう感じていいのかもわからなかったという。「あまりにも多くのことがショックで、誰から先に悼んだらいいのか、まず誰のために泣くべきなのかということすら迷った」と語っている。ジェニファーは家族を埋葬して以来、一度も墓地を訪れていないらしいが、バルフォアの裁判も終わったことで、ようやく墓前に立つことができるという。「やっとお墓に行きたいという気持ちになれたの。手ぶらでは行くことはできなかったから、正義を勝ち取った今ならいける。これで家族と顔を合わせられるわ」とオプラに語っている。(澤田理沙)