観客総立ち!トロント映画祭で『テルマエ』に拍手鳴りやまず!阿部寛、世界旋風確信!
8日(現地時間)、映画『テルマエ・ロマエ』がトロント国際映画祭にて日本の実写映画として初めてガラ部門でプレミア上映され、拍手鳴りやまぬスタンディングオベーションによって迎えられた。
トロントには、阿部寛、上戸彩、原作者のヤマザキマリが現地入りし、舞台あいさつ、レッドカーペットイベントに参加。上映前に行われた舞台あいさつでは、阿部が2、3分間、ユーモアを交えたスピーチを全編英語で行い、観客は大盛り上がり。上映中は爆笑の連続で、上映終了後は観客総立ちのスタンディングオベーションが数分間鳴りやまなかった。
これに投げキッスで応えた阿部は「上映時は、まるで初めての作品を観ているのかと錯覚するくらい新しい反応がたくさんありました。北米の方々にも大いに笑っていただけたので、世界にも届く作品なのではないかと可能性をすごく感じました」と“テルマエ世界旋風”を確信。
その後出席したレッドカーペットイベントについても、「前後にロバート・デ・ニーロやジュード・ロウが歩くと聞いてとても興奮しましたが、ゆっくり時間をかけて歩いて楽しむことができました」感慨深げ。上戸も「日本の俳優として初めてトロント国際映画祭のレッドカーペットを歩かせていただき、とても光栄に思います。30メートルを30分くらいかけて歩いたのですが、あっという間に感じました」と貴重な体験を振り返った。
2,630人収容の会場を満員にし、その後ゲストの登壇のない上映でも全席完売。拍手が巻き起こっているという『テルマエ・ロマエ』。現在、イタリア、フランス、スイス、ベルギー、モナコ、バチカン市国、マルタ共和国、北アフリカ諸国、韓国、台湾、香港、マカオの12の国と地域での公開が決定しており、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、スペイン、ロシア、オーストラリア、トルコ、中国、インドネシア、タイ、シンガポール、マレーシア、ブルネイからも公開オファーがあり、交渉中。日本では異例のロングラン上映で公開98日目にして興行収入59億円の旋風を巻き起こしている本作が、全世界で旋風を巻き起こすのも、夢ではないかもしれない。(編集部・島村幸恵)
映画『テルマエ・ロマエ』は全国公開中