『最強のふたり』がアカデミー賞外国語映画賞のフランス代表に決定!
先日オドレイ・トトゥ主演作『アメリ』を抜いて、フランス語映画では世界歴代1位の観客動員数を記録したことでも話題の映画『最強のふたり』が、アカデミー賞外国語映画賞のフランス代表作品に決定したことがわかった。ハリウッドでも活躍するマリオン・コティヤール主演作『ラスト・アンド・ボーン(英題) / Rust and Bone』を抑えての選出となった。
『最強のふたり』は、全身麻痺の大富豪フィリップと彼の介護をすることになったスラムの黒人青年ドリスが、衝突を重ねながらも友情を築き上げていく姿をユーモアたっぷりに描いた作品。第24回東京国際映画祭では最高賞サクラグランプリと、フランソワ・クリュゼとオマール・シーの二人が主演男優賞を受賞、さらにフランスのアカデミー賞と称されるセザール賞でもオマールが主演男優賞を獲得している秀作だ。
アカデミー賞外国語映画賞の日本代表には、在日コリアン2世の姿を描く、安藤サクラと井浦新出演の『かぞくのくに』が決まっており、『最強のふたり』と共にノミネートされるのか期待が掛かる。第85回アカデミー賞のノミネーション発表は来年1月10日の予定だ。(編集部・市川遥)
映画『最強のふたり』は現在公開中