アカデミー賞ノミネート発表日が変更!ゴールデン・グローブ賞授賞式前に
現地時間18日、映画芸術科学アカデミー(A.M.P.A.S.)は、来年に控える第85回アカデミー賞のノミネーション発表を、当初発表より5日早い来年1月10日に変更した。A.M.P.A.S.によると今回の決定は、アカデミー会員に十分な評価期間を与えるためのものだとしている。
この日程は、1月13日に予定されている第70回ゴールデン・グローブ賞授賞式の3日前。毎年オスカー前哨戦として注目を集める同賞だが、今回は発表前に世間がオスカーノミネート作を知ることに。ゴールデン・グローブにとっては悪い知らせといえるかもしれない。アカデミー賞授賞式の方に日程の変更はなく、2月24日に行われる。
またA.M.P.A.S.は、以前から報じられていたとおり、候補作や受賞作に対する電子投票制度の開始も発表。これまでの投票用紙による郵送投票から、新たに導入される電子投票システムへの移行となる。ただ当面は用紙による投票も受け付けるということで、アカデミー賞の直前の恒例行事である投票用紙の発送作業はまだ見ることができそうだ。
候補作品の発表が早まったことや、電子投票の挿入により、電子機器に疎い高齢の会員の拒否反応も予想されるいこともあり、作品の選定に影響を与えることが予想される。(西村重人)