発禁問題の衝撃作「アシュラ」42年の時を経て原画を初展示!鬼才・ジョージ秋山の原画展開催
1970年に連載され、有害図書として発禁問題を引き起こした同名マンガの映画化『アシュラ』公開を記念し、原作者であるジョージ秋山の原画を展示する催しが東京・秋葉原で行われることが決定した。「アシュラ」の原画が一般向けに展示されるのは初のことになるという。
15世紀中頃、飢饉(ききん)や戦で食糧のない時代に産み落とされた主人公アシュラの壮絶な運命を描く本作。「銭ゲバ」「デロリンマン」などで知られる鬼才・ジョージ秋山が手掛けた少年マンガとは思えないテーマに加え、過激な暴力描写などが問題となり一部地域で有害図書指定されるなど、社会現象を引き起こした。
「『ジョージ秋山』展」は、そんな映像化不可能といわれた問題作の映画化を記念して行われるもの。映画公開に先駆けた9月25日から、初展示になるという原作「アシュラ」の原画をはじめ作品に関連するさまざまな展示が行われ、若い世代も当時の衝撃を追体験できる貴重な機会となる。
さらに、「ビッグコミックオリジナル」(小学館)誌上の連載が今年で38年目に突入した「浮浪雲」の原画や、ジョージ秋山本人の貴重な写真やインタビューなども特別展示される予定といい、往年のファンにとっても見逃せない催しとなりそうだ。(編集部・入倉功一)
「ジョージ秋山」展は9月25日から10月8日まで東京アニメセンターにて開催(11:00~19:00)
映画『アシュラ』は9月29日より全国公開