永瀬正敏&工藤夕貴、23年ぶりの共演で夫婦役!青森県弘前市が企画するりんご農園一家の物語
互いに国際派の俳優・永瀬正敏と工藤夕貴が、ジム・ジャームッシュ監督作『ミステリー・トレイン』(1989年)以来、23年ぶりに共演を果たす。青森県弘前市企画の短編映画『りんご農家の少女(仮)』で、りんご農園を営む夫婦を演じる。監督は『ウルトラミラクルラブストーリー』の横浜聡子。
本作は、弘前の魅力を地元ならではの視点で描き、弘前フィルムコミッションを推進するために制作される短編映画。岩木山のふもとでりんご農園を営む三上家を舞台に、恋人や友達と共に家出を繰り返す問題児の長女に訪れる変化を描いたヒューマン・ストーリー。主人公の長女・りん子に同市を拠点とするアイドルユニット・りんご娘のとき、父・玉男に永瀬、母・真弓に工藤が扮(ふん)する。
『ミステリー・トレイン』で共に旅をし、愛を育んだジュンとミツコという役柄を永瀬と共有した工藤は、23年ぶりに実現した本共演に「懐かしい」と感激の様子。「久しぶりにご一緒する現場はクラス会みたいですが(笑)、興味の沸く個性的な作品で共演することができて、とてもうれしいです」と喜びいっぱい。
青森県出身でもある横浜監督作には初出演だが、「これまでの作品を拝見し、素晴らしい監督だと思っておりました。本当に楽しみです」と工藤は絶賛し、意気込んでいる。撮影は9月22日より弘前市内・近郊で行われ、同市で先行上映、来年4月の公開を予定している。国内をはじめ海外の映画祭への出品も積極的に行う予定だ。(編集部・小松芙未)
映画『りんご農家の少女(仮)』は2013年4月公開予定