ニューヨークがストップ・ザ・肥満!特大ドリンク販売規制に映画館も悲鳴!チケット代値上の可能性も
ニューヨーク市保健委員会は13日、糖分の多い炭酸飲料などを含めた16オンス(約473ミリリットル)を超える大型容器の販売を、レストランや映画館などで規制することを発表した。違反した店の経営者には罰金が科せられる。16オンスとは、日本で発売している飲料でいうと500ミリリットルよりやや小さめなサイズ。
これは、もともとニューヨーク市の市長であるブルームバーグ氏が推進してきた措置で、先進国の中でも圧倒的に肥満者の多いアメリカ人の健康のための肥満防止で、この度正式にニューヨーク市保健委員会が決定を下したようだ。
今回の新規制では、ファーストフードなどを含めた飲食店、スポーツ観戦するスタジアム、映画館などを含めた娯楽施設が対象となり、販売する炭酸飲料水の容量が16オンス以下に制限されることになった。ただ、果汁100%ジュースは規制の対象外になるようだ。
この新規制が施行されるのは来年の3月12日からだが、すでに市民の間では「消費者の選択の自由を奪う規制だ」と反対の声が出ているようだ。しかも、このような特大サイズのドリンク販売とスナック菓子で経営が成り立っている映画館にとっては頭の痛い規制で、さらに映画館のチケット代を値上げする可能性も懸念されている。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)