フジテレビ、デジタルアナウンサーを採用!キャラクターデザインは江川達也
フジテレビでは1日、マンガ家の江川達也がキャラクターデザインを手掛けたCGキャラクター「杏梨ルネ」を製作、「デジタルアナウンサー」として採用したことを発表した。この日は六本木のニコファーレで「入社式」と称し発表会見も行われた。
杏梨ルネは、さまざまな各種デジタルデバイス普及対応や、ソーシャルネットワークと番組との連携強化など、新たな展開デジタル領域への取り組みの一環として製作されたもの。江川のデザインをCG事業部が3D化し、音声はフジテレビの若手女性アナウンサーの声がサンプリングされる。
江川は「天然で、素直で、スポンジのような吸収力をもった人間で、人の気持ちを察することができるアナウンサーになるような思いでデザインしました」とルネについてコメント。また「臨機応変にいろいろなことにチャレンジして、デジタルの世界でカメレオンのような変化をしていってほしいと思います」という誕生意図どおり、モーションキャプチャーのほか、今後さまざまな技術が開発・使用されていくことになるという。
ルネは10月15日からスタートする深夜帯番組「にっぽんのミンイ」に早速出演予定。これは「アヤパン」「ミタパン」など人気アナウンサーの冠番組である「パンシリーズ」が放送されていた枠の新番組となる。また月曜から金曜放送予定で、YouTubeにおいて番組関連動画のアップ企画を実施する新番組「COOLTV」のCMにも登場するなど、「入社」早々から画面に登場することになる。
会見では画面上にルネが登場し、「フジテレビ新人アナウンサーの杏梨ルネです。早く仕事に慣れて先輩たちに追いつきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします」とあいさつ。それを受け、会見に出席していた「先輩」アナウンサー西山喜久恵は「ビシビシと細かいところを指導していきたい。フジテレビらしいアナウンサーになってほしい」とコメント。三田友梨佳も「一番近い先輩なので不安があったら相談してほしい」と語るなど、ユーモアたっぷりに新人の入社を歓迎した。(編集部・入倉功一)