「セサミストリート」ビッグバードがクビ?米大統領候補ロムニー氏の発言が話題に
現地時間3日に行われた米大統領候補者討論会で、共和党・ロムニー前マサチューセッツ州知事が、全米公共放送PBSが製作する子ども番組「セサミストリート」のビッグバードに言及したことが話題になっている。
ロムニー氏は国の借金を減らすためにどうすべきかという文脈で「(もし大統領に当選したら)PBSへの助成金を打ち切ります。PBSは好きだし、ビッグバードも大好きです。でも中国から借りた金で助成を続けたいとは思いません」と冗談めかしてコメント。
するとすぐさま「ビッグバード」がツイッターのトレンドワードに急浮上。ビッグバードが「仕事ください」と書かれた段ボールを持って玄関先に座り込む画像を使った「くびになったビッグバード」というパロディーツイッターアカウントも登場した。『カウボーイ&エイリアン』の女優オリヴィア・ワイルドの「彼(ロムニー氏)はビッグバードを殺したいのよ」というツイートは4,700回以上リツイートされている。
この盛り上がりに対してビッグバードは「セサミストリート」のオフィシャルツイッターで「7時45分が僕の寝る時間なんだけど、昨日(討論会のあった3日)はとても疲れていたから7時には眠ったんだ。僕は何か見逃しちゃった?」とつぶやいている。セサミストリート・ワークショップは「われわれは党派に属さない非営利的な団体なので選挙キャンペーンにはコメントしません。しかし皆さんがビッグバードを好きでいてくれてうれしく思っています」との声明を出している。(編集部・市川遥)