伊藤英明、究極の悪役に『海猿』の今後を心配!?
10日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで『悪の教典』映画&Bee TV W完成披露舞台あいさつが行われ、本作で大量殺戮を行う主人公・蓮実聖司役を務めた伊藤英明が「伊藤英明のことを嫌いになっても、どうか『海猿』のことを嫌いにならないでください」とあいさつし、会場を爆笑の渦に包んだ。
『悪の教典』映画&Bee TV W完成披露舞台あいさつフォトギャラリー
2011年に開催された「AKB48 22ndシングル選抜総選挙」における前田敦子の名言をパクった(!?)コメントで会場を笑わせた伊藤は「秋元(康)さんに(コメントを使っていいか)電話をしたんですが、出られなかったので無許可で使ってしまいました。すいません!」と笑顔満開。さらに三池(崇史)監督とタッグを組んだ本作を「監督は限られた予算、時間などをすべて使い切るエネルギーの塊のような人。この監督の前で、小手先の芝居をやったらこれからの仕事もつまらなくなると思った。自分の代表作になったと思います」と自信を見せた。
本作は第7回ローマ国際映画祭事務局の猛烈なラブコールにより、同映画祭のコンペティション部門に出品されることが決定。伊藤も「5年前に『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』でベネチア国際映画祭に連れていってもらって。ヨーロッパには監督の熱烈なファンがいるし、今回は三池バイオレンスがふんだんに表現されているからファンは待っていると思う。しかも今回は(ベネチア国際映画祭で新人賞をとった)二階堂(ふみ)ちゃんと染谷(将太)くんという顔が売れている二人が出ているし……」と言うや、「あ、俺、二階堂ちゃんって初めて言っちゃった」とおどけたコメントを付け加える伊藤に会場は笑顔に包まれた。
貴志祐介のベストセラー小説を映像化した劇場版と、その前日譚としてBee TVで配信される「悪の教典 -序章-」、両作の完成披露を兼ねた舞台あいさつが行われたこの日は、伊藤のほかに、二階堂ふみ、染谷将太、林遣都、浅香航大、水野絵梨奈、KENTA、高岡早紀、原作者の貴志祐介、三池崇史監督が来場した。(取材・文:壬生智裕)
映画『悪の教典』は11月10日より全国東宝系にて公開
「悪の教典 -序章-」はBeeTVにて10月15日より毎週月曜日更新(1話30分全4話)