21歳夏帆、新境地を見せたドラマ主演で、苦しかった胸のうちを語る!
14日、WOWOWの連続ドラマW「ヒトリシズカ」の舞台あいさつ付試写会がスペースFS汐留で行われ、主演の夏帆と平山秀幸監督が登壇。ミステリアスで陰のある女性を演じた夏帆は「先が見えずに苦しかった」と撮影時の苦悩を語った。
これまでドラマ・CMなどで等身大のさわやかな女の子を演じることが多かった夏帆だが、21歳になった本作では、人を寄せ付けない雰囲気を持つミステリアスな女性・静加に挑んだ。「撮影前や撮影中は、プレッシャーがすごく、ずっと何かに追われているような感じで(ドラマが)出来上がるのか不安でした」と苦しい胸のうちを語ったが、「とにかく今、この場所に立てて良かったです」とホッとした表情を見せた。
そんな追い込まれた心境での撮影だったようだが、平山監督は「1話目の最初のシーンがセーラー服で、正直キャピキャピした印象の子だと思っていたけど、実際は男っぽい、竹を割ったような性格で、仕事しやすかったですね」と意外な一面を明かすと、少し照れたような笑顔を見せた夏帆。
数々の原作が映像化されている作家の誉田哲也氏が「静加はわたしの作品の中でも、最も難解なヒロイン」と語った主人公の10~30代までを演じたことには「演じていても『静加はこうだ』って理解することは難しかった。でも(年代ごとに)メイクをがらっと変えていただいたので、その時、感じるままに演じました。話が進むごとに静加の違った一面が見えてくると思うのでぜひ見て欲しいです」と力強く作品をアピールした。
本作は、人気作家・誉田哲也の連作警察小説をドラマ化。次々に発生した5つの殺人事件に共通する謎を、一人の少女の姿を通して解決していく本格警察ミステリー。(磯部正和)
連続ドラマW「ヒトリシズカ」は10月21日よりWOWOWにて放送(毎週日曜22時~、全6話、第1話無料放送)