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大滝秀治さんのお別れ会に阿部寛、浅野忠信ら980名参列 高倉健も弔電で偲ぶ

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大滝秀治さんのお別れ会に参列した阿部寛と浅野忠信
大滝秀治さんのお別れ会に参列した阿部寛と浅野忠信

 22日、今月2日に87歳で肺扁平(へんぺい)上皮がんで亡くなった俳優・大滝秀治さんのお別れ会が東京・青山葬儀所で営まれ、俳優の阿部寛浅野忠信藤岡弘、、女優の八千草薫夏木マリのほか、ドラマ「北の国から」の脚本家・倉本聰ら980名が参列して故人をしのんだ。

大滝秀治さんのお別れ会に参列した方々

 大滝さんは60年以上にわたり映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍。映画の代表作には『黒部の太陽』『お葬式』『黒い雨』『母べえ』など多数あり、現在公開中で高倉健が主演した『あなたへ』が遺作となった。2011年には文化功労者に選ばれている。

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 祭壇は劇団民藝の演出部により白を基調としたデザインで組まれ、喪主は妻の純子さんが務めた。遺影の前では1989年に公開された映画『あ・うん』のほか何度も共演してきた高倉の弔電が読み上げられ、「大滝さんとご一緒した仕事を思い出しております。大滝さんが歩まれた人生そのものを感じました。入院中にいただいたお手紙の中に、『僕にとって一つの仕事は、いつも一つの事件です』と書いてくださいました。その重みをかみ締めております」と名優の死を悼んだ。

 また、大滝さんは亡くなる直前まで舞台復帰を望んでいたことを劇団民藝の日色ともゑさんが明かした。日色さんによると大滝さんが亡くなる10日前に直筆の手紙が届いたそうで、「とても力強い字で書かれていました。今いろいろ台本を持っているけど、もう一度舞台をしたい。今体調を崩しているけど、いつかもう1回、と書かれていましたね」と亡くなる直前まで役者として生きていた大滝さんをしのんでいた。(取材・文:中村好伸)

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