80年代伝説のチームの一員トミー・ゲレロ来日!真実に迫るスケータードキュメンタリー!
12日、来日中の米ミュージシャンでスケートボーダーのトミー・ゲレロが、渋谷のシネマライズで開催された映画『ボーンズ・ブリゲード』完成披露上映会に参加しトークイベントを行った。
本作は1980年代、低迷期に入っていたスケート業界を救った伝説のプロスケートボードチーム「ボーンズ・ブリゲード」を題材に、当時のストリートカルチャーに迫ったドキュメンタリー。その一員として活躍したトミーは「ボーンズ・ブリゲードはまさにドリームチーム。入るのは夢だったよ」とおどけてみせる。
優秀なメンバーが集まりストイックに練習していたかと思いきや、トミーは「(劇中)クスリもお酒もやらないと言っていたけど、実はビールは飲んでたんだ。全然ドキュメンタリーなんかじゃないぜ」と暴露。「トニーが一番真面目そうだけど、お酒も女の子も持っていってた。真面目に練習していたのはロドニーくらい」とメンバーの行動を詳らかにしていた。
そんな本作の製作について、「『DOGTOWN & Z-BOYS』を撮影したステイシー・ペラルタに話を持って行ったけど、お金の話などで映画には苦労したみたいで最初は乗り気じゃなかった。でもメンバーみんなが協力するってことで実現したんだ」と明かしたトミー。チーム解散後、メンバー同士が会うことはなかったといい、「映画では仲良く映っていたけど、解散してからはずっと会っていなかった。でも再会したツアーの間に、また仲良くなったよ」とご満悦。「当時スケーターだった人が、映画を観にきてくれて泣いていた」と泣き真似をして観客を笑わせる場面もあった。
現在は、スケートカンパニーの経営とミュージシャンという二足のわらじで活躍中というトミー。最後には「スケートと音楽が自分を前進させる原動力になっている。みんなもスケートしろよ!」と集まったファンに呼び掛け、会場を沸かせた。(取材・文:池田敬輔)
映画『ボーンズ・ブリゲード』は12月1日よりシネマライズほかにて全国順次公開