三池崇史、最新作はタバコをテーマにしたショートムービー!シュールな世界に愛煙家もぶっとび!?
映画『悪の教典』の公開を控えた監督の三池崇史が、脚本・監督を手掛けたオリジナルムービー「地球兄弟」シリーズが、ウェブサイト「ちょっと一服ひろば」のコンテンツ「ちょっと一服ムービー」で公開され、話題を呼んでいる。
「何か、面白いことしたいね!」という三池監督の一言から企画がスタートしたという本作は、1話分のエピソードを同サイトにて月ごとに順次公開していくというスタイルをとったウェブムービー。アダルト侍、アダルト宇宙人、そしてアダルト妖精(フェアリー)という、タバコをきっかけに出会った3人のスモーカーたちの物語を描く。
火を貸したことをきっかけに始まるたわいのない会話や、宇宙船内が全面禁煙になった宇宙人が、大名行列の道中が全面禁煙になったという侍の話を聞き、「他人事じゃないっすね……」と嘆く姿。「ああ、こういうの見たことある!」と思ってしまう、喫煙所ならではのほんわかエピソードが満載。映像からは、自身も喫煙者である三池監督のスモーカー愛が伝わってくる。
本作の撮影には、映画『愛と誠』のクランクアップ翌日から、同作に関わっていた三池組スタッフが総動員されたそう。映画に負けないクオリティーの高さは、さすが三池監督! といったところだ。
本作の公開に寄せて、三池監督は「タバコのケムリのように、儚なくも愛に満ちた穏やかなヒトトキをあなたに届けたかったのだ。そう私は、残りの映画人生を穏やかな作品で埋め尽くそうと心に決めて撮影に臨んだのであった。「ウワォッ!」果たして、私の悲願は成就することとなった。それが『宇宙兄弟』! ……じゃなかった、『地球兄弟』だ! 思っていたよりユルく、願っていたより愛に溢れた夢物語が誕生しました。愛する人とご鑑賞下さい」とコメント。予測不能、奇想天外な三池ワールドの真骨頂を堪能してもらいたい。(編集部:森田真帆)
「地球兄弟」は「ちょっと一服ひろば」で第1話「La Rencontre ~出逢い~」と第2話「Les Retrouvailles ~再会~」が公開中