『007』50周年記念! 3代目ジェームズ・ボンドことロジャー・ムーアが思い出を振り返る
まもなく日本でもリリースされる「007 製作50周年記念版 ブルーレイBOX[初回生産限定]」の発売記念イベントがイギリス・ハンプシャーにて行われ、3代目ジェームズ・ボンドこと俳優のロジャー・ムーアなどが出席し、同シリーズの知られざるエピソードを明かした。
「007 製作50周年記念版 ブルーレイBOX[初回生産限定]」発売記念イベント フォトギャラリー
1973年の『007/死ぬのは奴らだ』から7作品にわたってジェームズ・ボンドを演じたロジャーは、『007/私を愛したスパイ』を「素晴らしいコメディー感覚にあふれている」とお気に入りの作品に挙げると、「とても魅力的な土地でロケした思い出がたくさんある」などボンド俳優ならではの思い出話に花を咲かせた。
また、同作が世界中で愛され続けている理由については「1作目、2作目が公開になったとき、観客はプロデューサーがありったけの費用を注ぎ込んで、これらの映画を作ったんだと感じることができた。観客にウソをつかずに本気で作ったという意気込みが感じられたんだと思う。巨額な費用が掛かった。観ていてもそう感じる映画だよ」とコメント。最後に「安いのは俳優(のギャラ)だけだったからね」と英国流のユーモアを付け加えることも忘れなかった。
また、同イベントには、長年シリーズの特撮を担当しているクリス・コーボールドも出席。『007/ダイ・アナザー・デイ』では湖でのカースタントを実現するため、撮影に使用したジャガーとアストンマーチンを四輪駆動に改造したことを明かし、ボンドカーへのこだわりを垣間見せる一幕もあった。
同イベントが行われたのは、イギリス有数の自動車博物館であり、現在『007』シリーズ50周年を記念した「ボンド・イン・モーション」展が開催されているイギリス・ハンプシャーのビューリー・モーター博物館。同展では、ロールス・ロイスやアストンマーチンといった歴代ボンドカーをはじめとする乗り物を展示。それぞれの乗り物は持ち主が違うため、こうして一堂に会するのは非常に貴重なことだといい、シリーズのファンならば見逃せない展覧会となっている。(編集部・福田麗)
「007 製作50周年記念版 ブルーレイBOX[初回生産限定]」は10月19日発売 税込み価格:3万3,000円 発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン