菅野美穂、“女王蜂のような役どころ”に赤面!
女優の菅野美穂が25日、丸の内ピカデリーで行われた映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』完成披露試写会舞台あいさつで、「女王蜂のよう」だったという本作での役どころと自身との共通点を聞かれ、赤面した。
共演の堺雅人、柄本佑、西田敏行、金子文紀監督と共に舞台あいさつに出席した菅野は、男女が逆転した江戸の世を舞台にした本作で、女将軍・徳川綱吉役を務めた。歴史上の人物を演じることについて、「光栄な日々でした」と喜びを口にしていたが、跡継ぎを産むべく大奥の男性たちと子作りに励む女王蜂のような役どころだったそうで、「なんという大役を仰せつかったのだろうと震え上がりまして、(役柄と)共通点を見つけるのが難しくて」と役づくりの苦労も告白。MCから「菅野さんはそういうタイプではないのですね」と振られると、「な、何て答えていいのか……」と言葉を詰まらせ、思わず赤面して顔を手で覆っていた。
ほかにも舞台あいさつでは現場の和気あいあいとした様子が語られ、堺が「柄本君がホテルからスリッパのまま電車に乗って撮影所に来たことがあってびっくりしました」と柄本の珍エピソードを明かし、会場は爆笑の渦に。アドリブ上手で知られる西田は、「地方の言葉が入ると厳密にしゃべらないといけないスイッチが入ってね、真面目に演じました」と台本通りの芝居だったことを明かした。
さらに、実際に男女逆転したらとの話題に、旅行好きな菅野は「バックパック一つで危ないところにも旅に行けるような男になりたい」とワイルドな男性への変身願望を告白。一方、堺は、もし劇中の大奥に入るのであれば、「あまり出世せずに下の方で小さな任務を全うして終わるのではないかな」と謙虚に答えていた。
『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』は、よしながふみの人気コミックを実写化した異色時代劇「大奥」シリーズ劇場版第2弾。謎の疫病により男の人口が激減し男女の構図が逆転した江戸の世を舞台に、大奥で繰り広げられる愛憎と野望のドラマを壮大なスケールで描く。(取材・文:中村好伸)
映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』は12月22日より全国公開