「家政婦のミタ」がグランプリで5冠! 東京ドラマアウォード2012発表
昨年10月から12月まで放送され、驚異の最高視聴率40%をたたき出した日本テレビ系テレビドラマ「家政婦のミタ」が、東京ドラマアウォード2012で、作品賞グランプリを受賞した。同作は、作品賞グランプリのほか、アジア賞、長谷川博己が助演男優賞、遊川和彦が脚本賞、大平太がプロデュース賞を獲得し、5冠を果たした。
「承知しました」のセリフが流行するなど、笑顔を封印した松嶋菜々子の演技も話題となった「家政婦のミタ」。しかし、東京ドラマアウォード2012では、主演女優賞はNHK連続テレビ小説「カーネーション」の尾野真千子に。「カーネーション」は、作品賞で優秀賞を受賞、田中健二が演出賞を受賞し、「家政婦のミタ」に次ぐ健闘を見せた。また、フジテレビ系「リーガル・ハイ」が、作品賞優秀賞、主演男優賞(堺雅人)、日本テレビ系「妖怪人間ベム」が、作品賞優秀賞、助演女優賞(杏)を受賞。テレビドラマ豊作の昨今を象徴する豪華なラインナップとなった。
「東京ドラマアウォード」は、2007年より開催されている世界最大規模のエンターテインメントコンテンツの総合イベント「コ・フェスタ(JAPAN国際コンテンツフェスティバル)」のオフィシャルイベントの一つ「国際ドラマフェスティバル in TOKYO」の中で発表される賞。作品の質の高さだけではなく、“市場性”“商業性”にスポットを当て、“世界に見せたい日本のドラマ”というコンセプトのもと、世界水準で海外に売れる可能性が高い優秀なテレビドラマを表彰している。(編集部・島村幸恵)
なお、東京ドラマアウォード2012受賞作品、受賞者は以下のとおり。
【作品賞<連続ドラマ部門>】
グランプリ「家政婦のミタ」(日本テレビ放送網)
優秀賞「カーネーション」(NHK)、「妖怪人間ベム」(日本テレビ放送網)、「リーガル・ハイ」(フジテレビジョン)、「それでも、生きてゆく」(フジテレビジョン)、「贖罪」(WOWOW)
【作品賞<単発ドラマ部門>】
グランプリ「明日をあきらめない…がれきの中の新聞社 ~河北新報のいちばん長い日~」(テレビ東京)
優秀賞「とんび」(NHK)、「砂の器」(テレビ朝日)、「SPEC~翔~」(TBSテレビ)、「ブラックボード ~時代と戦った教師たち~」(TBSテレビ)
【アジア賞】
「家政婦のミタ」(日本テレビ放送網)
【ローカル・ドラマ賞】
「約束」(東海テレビ)、「あのひとあの日」(NHK佐賀放送局)
個人賞
【主演男優賞】堺雅人「リーガル・ハイ」
【主演女優賞】尾野真千子「カーネーション」
【助演男優賞】長谷川博己「家政婦のミタ」
【助演女優賞】杏「妖怪人間ベム」
【脚本賞】遊川和彦「家政婦のミタ」
【演出賞】黒沢清「贖罪」
【演出賞】田中健二「カーネーション」
【プロデュース賞】大平太「家政婦のミタ」
【特別賞】市川森一、「坂の上の雲」チーム