マドンナ、銃乱射事件のコロラド州コンサートで拳銃パフォーマンス 退場したファンも
コロラド州デンバーでコンサートを行ったマドンナが拳銃の小道具を使用し、彼女の心無い行動に退場したファンもいたという。
デンバーは6月に銃乱射事件が起きた映画館からわずか15マイル(約24キロ)の場所にある。「観客は最初は踊って楽しんでいたけど、何の曲が気が付いてステージを見るとマドンナが拳銃を構えていた。みんなぼうぜんと立ち尽くして、ショックを隠せなかったよ」と客の一人アーロン・フランスアは語り、周囲からは驚きの声も上がっていたという。
銃乱射事件では6歳の女の子を含む12名が死亡。58人がケガをしたが、マドンナ側はコンサートにとって銃の小道具の使用は不可欠だと説明し、「あのシーンをコンサートから外すのはハムレットの第3幕をカットするのと同じ」とコメントしている。
マドンナはこれまでもコンサートでの銃の使用は隠喩的表現だと言ってきた。「確かにコンサートの始まりには多くの暴力が描かれており、偽の銃も使っていますが、どれも隠喩です。わたしは暴力も拳銃の使用も容認していません。あれは、自分を強く見せるためのシンボルで、傷ついたり、不利であるという思いをなくすためのものです」とのこと。
マドンナにとっての拳銃は、教会によるウソや偽善への反発、了見の狭い文化や社会への不寛容を象徴しているという。(BANG Media International)