「積木くずし 最終章」放送決定!成海璃子が赤髪パーマの不良少女に!
数々の積木シリーズの集大成として「積木くずし 最終章」がフジテレビ系列にて放送されることがわかった。非行に走る娘・安住灯には成海璃子、その両親には中村雅俊と高島礼子がふんする。
「積木くずし」は原作者である俳優・穂積隆信が、ある日突然不良となった娘と葛藤する過程を追った実話を基にした作品。原作は1982年に出版されるとベストセラーになり、その衝撃的な内容から映画・ドラマ化されるなど当時は社会現象に。そして今回、シリーズの集大成として新たに2夜連続ドラマが製作されることになった。
清楚(せいそ)な優等生役の印象が強い成海だが、今回は自慢の黒髪を赤く染め、青白くやややつれた不良姿を披露。成海は「『積木くずし』はタイトルしか知らなくて、脚本を読んだイメージでやっています。昭和はピンとこないけど知らないことをやるのは面白い。現代の作品にはないような暴れ方やセリフは新鮮」と不良役を楽しんでいるよう。
父・信幸を演じた中村は「璃子ちゃんは本当に怖い。本番になると変わっちゃうから。『離せよ』のセリフも抑えた声で本当に拒否されたようだった。30年前の不良とは違いますね」と成海の不良ぶりに太鼓判。成海は「その日のロケは『シンナー大好き』と『離せよ』というセリフしかなかった」と報道陣を笑わせる一方、「母の首を絞めるシーンは途中でやめるところが昭和っぽい。現代とは違いますよね」と怖いことをあっさり言ってのける場面もあった。
また、母・美希子を演じた高島から「マイペースで自分のリズムでやっている。変に気を使ったりせず学ぶところがある」と評された成海は「初めてご一緒させてもらい緊張します。現場で話しかけてくださって、ありがとうございます」と最敬礼。このよそよそしい態度には高島も大笑いだった。現場を離れても親子のぎこちない雰囲気が伝わってくる3人。ドラマではどのように見せてくれるのか放送が待ち遠しい。(取材・文:池田敬輔)
2夜連続スペシャルドラマ「積木くずし 最終章」はフジテレビ系列にて23日、24日夜9時から放送