上川隆也主演「真田十勇士」製作決定!中島みゆきが楽曲提供!
上川隆也が主演を務め、劇団☆新感線の座付き作家・中島かずきが脚本を手掛ける舞台「真田十勇士」の製作が発表された。同作には、時代劇舞台に初めて楽曲を提供することとなる中島みゆきが、主題歌を提供することも決定。舞台は、赤坂ACTシアター5周年記念の一環として、2013年夏に上演される。
関ヶ原の戦い、大阪冬の陣……徳川家康を窮地に追い込みながらも、大阪夏の陣で討ち死にした豊臣家家臣・真田幸村は、宿敵・家康にも「あの世に行ったら酒を酌み交わしたい」と言わしめたほどの人物。今回、その役目を務めることに決まった上川も「時代劇を愛する者ならば一度は憧れる『真田幸村』と云う人物を演じる機会を得られた事を、心底嬉しく思います」とコメントを寄せる。
脚本を手掛けるのは、上川とは劇団☆新感線の舞台「蛮幽鬼」(ばんゆうき)などでもタッグを組んだ中島かずき。中島は「真田幸村は大阪夏の陣で敗れ、討ち死にした。 その史実は動かない。それでも幸村の死は犬死にではなかった。そんな物語を作りたい。『負けて勝つ』そんな物語。それこそが今語るべき『真田十勇士』の物語だと思うから」と本作に懸ける熱き思いを語る。
さらに今回は、中島みゆきが自身の作品が「真田十勇士」と非常に近い世界観を持つと主題歌提供を快諾。24日に発売されるアルバム「常夜灯」に収録される一曲「月はそこにいる」を主題歌として提供し、「アタシの大好きな劇場と、大好きな武将と、大好きな曲。舞台でどんな化学融合が発生するのかが、今からとても楽しみです」と期待を寄せた。
「真田十勇士」とは、江戸時代に書かれた「真田三代記」を元に、大正時代に猿飛佐助や霧隠才蔵など架空の人物と、海野六郎、根津甚八、望月六郎など実在の人物を織り交ぜて創作された真田幸村に仕えたとされる10人の家臣のこと。今回の舞台化では、真田幸村と徳川家康の知力を尽くした長き戦いを中心に、10人の勇士の生き様を骨太の人間ドラマとして描くという。演出は、宮田慶子が手掛ける。(編集部・島村幸恵)
舞台「真田十勇士」は東京・赤坂ACTシアターにて2013年夏上演予定