漫画家・松本零士、フランス芸術文学勲章受章!世界への漫画とアニメの普及に貢献
漫画家の松本零士が、フランスの芸術文学勲章シュヴァリエを受章し、23日、在日フランス大使館にて受勲式が行われた。
芸術文化勲章は、受勲式に出席した在日フランス大使館のベルトラン・フォール文化参事官によると、「芸術と文学の分野において卓抜な功績を残した者、もしくはフランスおよび世界においてこの分野の発展に著しく貢献した者に授けられる勲章」とのこと。
松本は、日本はもとより世界における日本の漫画とアニメの認知と普及に貢献したこと、フランスのバンドであるダフト・パンクのPV制作依頼を受け、それをアニメーション映画に仕立てた『インターステラ5555』で総監督を務め、日仏両国文化のコラボレーションに寄与したことなどを称えられ、今回の受章が決まった。
受勲式に出席した松本は「フランスとの縁(えにし)を強く感じずにはおられません。来年で画業60周年を迎えますが、皆さまのご支援に応えるためにも、さらなる創作活動に励んでまいりたいと思います」とコメントし、今後のさらなる活躍を誓った。
なお、騎士を意味するシュヴァリエは、日本では過去に漫画家で映画監督の大友克洋、ゲームクリエイターの宮本茂、歌舞伎役者の市川海老蔵などに受勲されている。また北野武は、1999年にシュヴァリエを受章した後、2010年に騎士団長を意味する最高章コマンドゥールを受章している。(編集部・島村幸恵)